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プラットフォームデザイン・ラボ通信

4 6月 2019

遠隔授業に関する研究会 〜検討が進む日本の教育ICTはグローバル基準を満たしているか?

                  遠隔授業に関する研究会
        〜検討が進む日本の教育ICTはグローバル基準を満たしているか?

慶應義塾大学SFC研究所の研究は、遠隔授業を日々行う慶應義塾大学での教育活動と共にあります。
教育ICTの中でも遠隔授業は、その自らの経験をエビデンスとして、「全ての学生たちに、地理的差異なく、高い質の教育を提供する手段」としての遠隔授業の普及を国、全国の都道府県教育委員会や高等学校・中学校、理解ある産業界との協働を通して推進しております。
提唱するモデル「技術的にも経済的にも先生の手が届く遠隔授業」は、従来の教育ICTの常識を覆すモデルとして、注目を集めております。
グローバル化する知識基盤社会において、“総合探求的な学習が培う論述力やプログラミング”の必要性が高まる中で、これらを育む「新しい学び」の実現には、高校と大学の連携、高校と中学の連携という、学校同士の連携が遠隔授業を通して行われることが求められます。
当研究所は、大事な局面おいて、教育ICTの制度・技術設計に携わる関係者の皆様を招聘し、本学の研究成果と教育ICTに関する正確な情報共有を目的とした研究会を開催して参りました。前回の研究会は、「学校教育法施行規則の一部改正による遠隔授業の解禁」を直前に控えた2015年3月になります。遠藤利明教育における情報通信(ICT)の利活用促進をめざす議員連盟会長、各省庁において制度設計にあたった皆様、教育委員会、遠隔授業を実施しようとする先生方に加えて、ジャンフィリップ クルトワ マイクロソフトインターナショナルプレジデントお招きし、研究会を開催しました。

本年は2015年と同様な変化の年になります。閣議決定された規制改革実施計画に基づく規制改革推進会議による遠隔授業推進の加速、文部科学省による「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策【通称柴山・学びの革新プラン】発表、総務省における教育ICTにおけるパブリック・クラウド活用の検討、そして、学校教育の情報化の推進に関する法律案の国会審議など教育ICTにおける取り組みが加速しています。
そのような時節において、「先生と学生に資する遠隔授業の実現方法」と「日本の教育ICTはグローバル基準を満たしているか?」を主題に研究会を開催する意義が大きいと考え、急遽この機会に4年ぶりの研究会を準備させて頂きました。

当日は、これまでの本学の遠隔授業に関する研究成果をご紹介させていただくと同時に、マイクロソフトの教育部門を統括し、世界動向に精通するMicrosoft Corporation 副社長 Anthony Salcit氏を招聘し、グローバル視点からの洞察をご紹介いただきます。その後、会場において、今後の展望に関して議論させて頂けると幸いです。
本研究会へのご来場を心からお待ちしております。

                            

                      記

           日時:2019年6月13日12:30~14:00
           会場:霞山会館 Room8もしくは10
              東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館37階
           https://kazankk.org/access/access.html

           ※参加希望の方は、氏名・職業・連絡先を記入の上、下記アドレスへ【令和元年6月10日(月)】までにお申し込みください。
            sec@jkokuryo.com