第14回サイバーセキュリティ国際シンポジウム:CCRCセッション
第14回サイバーセキュリティ国際シンポジウム:CCRC セッション
「サイバーフィジカルシステムとしてのエネルギーリソースアグリゲーションビジネスに関するトラストデザイン」
セッション共催:一般社団法人 エコーネットコンソーシアム、一般社団法人 日本電機工業会
【概要】
すべての組織が、モノのインターネット(IoT)のかつてない成長に直面しています。エネルギーリソースアグリゲーションビジネス(ERAB)は、国際電気標準会議(IEC)がSRD63443シリーズとして新しい国際標準に取り組んでいる電力インフラに関する新しいビジネスシナリオです。ERABにおいては、機器とサービスはグローバルサプライチェーンを構成するさまざまな国や地域で製造されており、これまでに無い新しい視点でサイバーフィジカルシステム全体の信頼性を確保する必要があります。そこでは、セキュリティフレームワークを開発するための国際的な議論が期待されており、日本は、「サイバー・フィジカルセキュリティフレームワーク(CPSF)、CPSFを引用したERABセキュリティガイドライン、CCRCの学術レポートやアグリゲーターによるセキュリティ実装で構成されるトライアングル」によって示されるセキュリティ実装を示してこれら議論を主導してきました。
2024年、経済産業省は、リスクシナリオをレビューし、ERABのサイバーセキュリティガイドラインに関して、日本におけるアグリゲーションビジネスの実装に対応した更新を発表しました。このワークショップでは、ERABのセキュリティ設計に関する最新情報を提供します。
慶應義塾大学サイバー文明研究センター(CCRC)は、分散電源、家電、電力メーターへのオープンアクセスを実現するECHONET Liteインターフェースを担当するECHONETコンソーシアムの協賛を得て、このワークショップを主催します。ECHONETは、IECで14543-4-3および62394の番号が付けられた国際標準です。
【開催詳細】
日付 : 2024 年 11 月 1 日(金)
時間 : 午後 5 時~午後 5時50分 (日本時間、UTC + 9 時間)
形式 : 会場参加と遠隔参加のハイブリッド形式
遠隔参加のためのズームリンク : https://keio-univ.zoom.us/j/88534555160?pwd=EiR2XrlBb9KSvNcVKFmzaj5mqEebA7.1
会場参加 : 慶應義塾大学三田キャンパス北館 ホール
使用言語 : 日本語と英語
同時通訳 : 有り
参加申込はこちらから https://symp.cysec-lab.keio.ac.jp/2024oct/index-j.html
【登壇者】
モデレータ:
梅嶋 真樹 (教授、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科特任教授、IECシステム委員会コンビーナ(スマートエネルギー開発計画担当))
パネリスト:
– デビッド・ファーバー (慶應義塾大学特別招聘教授、サイバー文明研究センター共同センター長)
– 一色 正男 (神奈川工科大学教授、ECHONET Lite認証支援センター所長)
– セルバクマール ・マニカム博士 (マレーシア科学大学サイバー セキュリティ研究センター所長)
– 長沢 雅人 (エコーネット コンソーシアム 普及委員長)
– 羽山 康之 (九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門 助教)
– 増田 洋一 (エコーネット コンソーシアム 技術委員会SAWG主査)
– 永見 健一 (UCHITASプロジェクト最高セキュリティ責任者、株式会社インテック)
– 長谷川 ちひろ (シニアコンサルタント、野村総合研究所)
https://www.ccrc.keio.ac.jp/event20241101jp/