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プラットフォームデザイン・ラボ通信

4 6月 2021

第3回ホームアプライアンス・オープンイノベーションワークショップ参加者募集のご案内

慶應義塾大学SFC研究所プラットフォームデザインラボ・ネットサービスイノベーションコンソーシアム(以下、SFC研究所)は、エコーネットコンソーシアム、日本電機工業会との共同で、「第3回ホームアプライアンス・オープンイノベーションワークショップ」(以下WS)を開催いたします。

2020年、エネルギー供給強靭化法」の成立を契機に電気事業法及び再エネ特措(FIT)法」が改正されました。再生可能エネルギーは、固定価格買取(FIT)制度は、市場価格に一定のプレミアムを上乗せするFIP制度への移行が本格的にスタートします。また、これまで、あくまでも「エネマネ事業とは、省エネサービス」であったのが、「エネマネ事業=電気発電、送配電、小売に次ぐ第4の事業」として電気事業法上で位置付けられ、アグリゲーター事業がスタートしました。
しかし、制御対象リソースとしては、大規模設備に焦点が当たっており、低圧契約にある機器のアグリゲーションに関しては制度検討が進められている状況にあります。SFC研究所では、「ローソン慶應義塾大学SFC店」をローソンとのVPP(バーチャルパワープラント)共同研究の場としても位置付け、再生化エネルギー普及を見据えたDistributed Energy Resource(分散電源)システムのアーキテクチャ開発を推進しています。

ホームアプライアンス・オープンイノベーションワークショップですが、家電機器のオープンインターフェースとして普及が進むECHONET Lite規格の開発管理を推進するエコーネットコンソーシアム会員とECHONET Liteのユーザー、専門家との議論を通じてECHONET Liteの可能性をより高めていくことを目的としています。
本WSですが、エコーネットコンソーシアム会員、ECHONET Liteのユーザー、専門家との議論を通じてECHONET Liteの可能性をより高めていくことを目的としております。今回のWSでは、これまでのワークショップで整理された、「アグリゲーターによるECHONET Lite活用」に向けた以下課題の解決へ向けての議論に焦点を当てたいと思います。

① 業務用で少ないECHONET Lite機器。産業用はModbusと比較して低普及
② スマートメーター対応は、ECHONETLiteの付加価値。一方、ほとんどBルートが使用されていないという報告【Bルートの申込実績(920、PLC)は累計約34千件(2020年3月現在)】も存在
③ 高圧メーターは、瞬時電力が取得できないのが課題。積算電力量から予測して差分値を取って平均電力を取るというロジックを組んで電力量を算出
④ 通信アダブタ内蔵にはコストの壁。欧州では空調機にアダブタ内蔵の動きも
⑤ AIF取得コントローラーの課題。制御指示と機器の振る舞いの不一致。必須プロパティの振る舞いが違うは課題。一つ一つ相互接続試験を実施、太陽光FIT切れ需要にECHONETLiteエコキュートを活用。エコキュートのお湯炊き上げ昼間シフトに制約が存在

               記

1.日時     : 2021年6月10日(木)16:00から18:00

2.WS開催形態 : Microsoft Teams会議によるオンラインWS
※参加ご希望の方は、sec@jkokuryo.com へご連絡ください。会議URLを返信します。

3.議題     : VPPにおけるECHONETの価値の確認。課題⑤へ対応。VPPにおける標準的な制御シーケンスと期待するリソースの対応